Trailer

伸びやかに音楽を続け

その音楽性は驚きと感嘆

時には笑いをもって迎えられる

見るものの目を釘付けにする彼らの豊かな表現は

即興音楽の概念を塗り替える

音楽の歴史に残るドキュメンタリー

音遊びの会ドキュメンタリー映画『音の行方』[プロデューサー]京田光広[音楽]音遊びの会[助成]文化庁 ARTS for the future![映画『OTOASOBI』製作委員会]野田亮 / 森本アリ / 飯山ゆい / 大友良英 / 大谷燠 / やなぎみわ / 京田光広[監督・撮影・編集]野田亮[出演]青木しおり / 飯山ゆい / いとうせいこう / 稲田誠 / 有働綾子 / 有働眞理子 / 江崎將史 / 大友良英 / 嘉田勝 / 金澤絵里子 / 金澤里紗 / 黒岩可奈 / 後藤佑太 / 後藤リカ / 坂口智基 / 坂口政広 / 島村文音 / 新内佑豪 / 鈴木勝 / 瀬尾亮 / 関本彩子 / 高山優大 / 富阪伯子 / 富阪友里 / 中大路恵美子 / 橋本麻希 / 永井崇文 / 西茜音 / 西谷充史 / 濵翼 / 原山つぐみ / 藤本和子 / 藤本優 / 細馬宏通 / みやけをしんいち / 宮﨑百々花 / 三好園子 / 三好佑佳 / 森大生 / 森真由 / 森本アリ / 吉見克也 / 吉見佳世子 / 吉見理治 / 若林金親 / 若林理恵 / 渡瀬みわ

音遊びの会ドキュメンタリー映画『音の行方』伸びやかに音楽を続け、その音楽性は驚きと感嘆、時には笑いをもって迎えられる音遊びの会。見るものの目を釘付けにする彼らの豊かな表現は即興音楽の概念を塗り替える。[プロデューサー]京田光広[映画『OTOASOBI』製作委員会]野田亮 / 森本アリ /  飯山ゆい / 大友良英 / 大谷燠 / やなぎみわ / 京田光広[監督・撮影・編集]野田亮 [出演]音遊びの会 / いとうせいこう / 大友良英 / 細馬宏通 他

Introduction

暗闇の中から響き始めるパーカッションの音

それは人の鼓動のようだ

その響きに誘われるように“音遊び” が始まる

この映画は「音遊びの会」がこの時代に存在する

存在しなければならない理由を教えてくれる

 知的な障害のある人と、即興を得意とする音楽家の幸福な出会いは、1 人の大学院生の思いつきと熱意によって始まった。半年限りの実験の予定だったこの「音遊びの会」プロジェクトは、参加者の強い希望で継続され、“大家族バンド” “アーティスト集団” と呼ばれる存在になり、いつの間にか17年の月日が流れている。活動初期からのメンバーはもう皆成人した。音楽として成り立つのがやっとだった初期の表現からは想像もできない数々の刺激的なユニットも生まれた。全国各地から公演に呼ばれ、英国ツアーも敢行した。それでも彼らの音楽は1ミリもブレることなく、目を耳を釘付けにする。

 野田亮が「音遊びの会」のワークショップや公演を撮りためていく中で最初期に行ったことは、障害のあるメンバーの保護者たちへのインタビューだった。そのインタビューが本編に使われている時間はわずか数分。それぞれに時間をかけた丁寧なプロセスを経ている。彼らと過ごした時間の密度が映画に現れている。共生社会、ダイバーシティ、SDG's、未来への希望、幾つものイマドキなワードで語られるかもしれないこの映画の根底に流れるのは、そう言ったワードを超えた先にある明るい社会だ。

音遊びの会ドキュメンタリー映画『音の行方』伸びやかに音楽を続け、その音楽性は驚きと感嘆、時には笑いをもって迎えられる音遊びの会。見るものの目を釘付けにする彼らの豊かな表現は即興音楽の概念を塗り替える。[プロデューサー]京田光広[映画『OTOASOBI』製作委員会]野田亮 / 森本アリ /  飯山ゆい / 大友良英 / 大谷燠 / やなぎみわ / 京田光広[監督・撮影・編集]野田亮 [出演]音遊びの会 / いとうせいこう / 大友良英 / 細馬宏通 他

音遊びの会

The Otoasobi Project

楽譜や決まりごとはなし

演奏スタイルや表現のジャンルを超えた

自由な即興演奏を基本に

様々なアンサンブルを生み出している

 2005年結成、知的な障害のある人、音楽家、音楽療法家らメンバー総数50名にも及ぶ音楽プロジェクト。即興演奏を通じて音楽や福祉のあり方を模索しながら、ワークショップやコンサート等様々な活動を重ねている。17年経った現在も月2回のワークショップを地元、神戸にて継続中そして進化中。関西を中心に、北海道、東京、水戸、島根、山口、宮崎、など遠征公演も多数。2013年9月に行った初のイギリスツアーの様子がNHKでドキュメンタリー番組として放送される。2021年11月、大友良英プロデュースによる待望のスタジオ録音アルバム『OTO』リリース。

音遊びの会ドキュメンタリー映画『音の行方』伸びやかに音楽を続け、その音楽性は驚きと感嘆、時には笑いをもって迎えられる音遊びの会。見るものの目を釘付けにする彼らの豊かな表現は即興音楽の概念を塗り替える。[プロデューサー]京田光広[映画『OTOASOBI』製作委員会]野田亮 / 森本アリ /  飯山ゆい / 大友良英 / 大谷燠 / やなぎみわ / 京田光広[監督・撮影・編集]野田亮 [出演]音遊びの会 / いとうせいこう / 大友良英 / 細馬宏通 他

9つの章と音楽

Nine Chapters and Music

第1章 『日記』

『ふじもととおおとも』藤本 優 : トロンボーン / 大友 良英 : エレクトリック・ギター

『ふじもととしまむら』藤本 優 : トロンボーン / 島村 文音 : トロンボーン

第2章『音遊び』

『ゆりとももか』富坂 友里 : 鉄筋 / 宮崎 百々花 : 笛

第3章『記憶』

『ともといなだ』坂口 智基 : ネギボーズ・ドラム / 稲田 誠 : コントラバス

第4章『歌』

『渋いお茶、猫のお面』シュークリームス with 大友 良英 : エレクトリック・ギター

第5章『私の子』

『O-U--MA』新内 佑豪 : 声、ハーモニカ / みやけをしんいち : ソプラノ・サックス

第6章『ザ・マサハルズ』

『#ほいっほいっほい』ザ・マサハルズ

第7章『トムとジェリー』

『走り書き』後藤 佑太 : キーボード / 大友 良英 : エレクトリック・ギター

第8章『打撃音』

『かねちかとおおとも』若林 金親 : コントラバス / 大友 良英 : エレクトリック・ギター

第9章『音の行方』

『りさ』金澤 里紗 : キーボード

『滞空』高山 優大 : ガットギター、声 / みやけをしんいち : ソプラノ・サックス

 稲田 誠 : エレクトリック・ベース

 光永 惟行 : アルト・サックス / 西 茜音 : ピアノ / 大友 良英 : エレクトリック・ギター

 大友 良英 : ピアノ、バードコール、鉄筋 / 飯山 ゆい : 打楽器 / 稲田 誠 : エレクトリック・ベース

 鈴木 勝 : エレクトリック・ギター / 稲田 誠 : コントラバス

『エンドロール』

『おまえたち 107』森 大生 : 声 / 大友 良英 : エレクトリック・ギター

 有働 綾子 : ピアノ / 稲田 誠 : コントラバス / 和田 真也 : LIVE DUB

『りもすくあてま』青木 しおり : うた / 江崎 將史 : トランペット / 森本 アリ : スライド・トランペット

 みやけをしんいち : ソプラノ・サックス / 光永 惟行 : アルト・サックス / 西 茜音 : ピアノ

 大友 良英 : エレクトリック・ギター / 鈴木 勝 : エレクトリック・ギター / 稲田 誠 : コントラバス

From 音遊びの会『OTO』

[ F.M.N. Sound Factory]

[ FMC-054/055]

音遊びの会ドキュメンタリー映画『音の行方』伸びやかに音楽を続け、その音楽性は驚きと感嘆、時には笑いをもって迎えられる音遊びの会。見るものの目を釘付けにする彼らの豊かな表現は即興音楽の概念を塗り替える。音楽の歴史に残るドキュメンタリー。[プロデューサー]京田光広[音楽]音遊びの会[助成]文化庁 ARTS for the future![映画『OTOASOBI』製作委員会]野田亮 / 森本アリ /  飯山ゆい / 大友良英 / 大谷燠 / やなぎみわ / 京田光広[監督・撮影・編集]野田亮[音遊びの

Comment

 プロの演奏家であろうが障害者であろうが、大人だろうが子どもだろうが、完全にイコール。常にその場で起こる新しい出来事を当たり前のように受け入れ楽しんでいる。これほど理想的な音楽のあり方を他に見たことがない。

- 大友良英(音楽家)


 彼らの“音遊び” は予測不能で、私は「瞬間ごと、適切に意味のある言葉を、また同時にその意味が決して音楽の邪魔をしない言葉や沈黙を、それもふさわしい態度と声で発さなければならない」。彼らが相手であればこそ、私は心地よい緊張の中でそれが出来る。

- いとうせいこう(音遊びの会|最新加入メンバー)


 旅に出ると、いつもすぐに「帰り」のことを考えてしまう。帰りのことを考えない旅、そんな音楽があるとすれば。びっくりするような瞬間を繋いでみたら光のような映画になった。

- 安田謙一(ロック漫筆)


 ドキュメンタリー映画「音の行方」を鑑賞。目は、見逃さず、耳は、聴き逃さず、最後まで魅了されました。ぼくも、目指すところのパラダイスを確信できた気がします。メンバーの皆さん、お元気で、ご活躍を・・・。

- 鈴木昭男 (アーティスト)


 うらやましく仕方なかった。特にトロンボーンが。喉から食道、胃、腸とつづく管をひっくり返して外に飛び出させたような楽器。体とひとつながりになった金属からは肉の音がする。 なぜ音楽家は飽きずに同じ曲を演奏できるのか、むかしから不思議だったのだ。でもこれを見てわかった。楽器という身体拡張マシンを手に入れたら、そりゃ楽しいだろう。自分の体から出る音を聞いているだけで、そりゃ楽しいだろう。そんな遊びを発見した人たちに憧れるばかりだった。
 社会的包摂とよく言われるけれど、包み込まれたのは私のほうであり、表現というものについて、もう少しの勇気を持つように支援された2時間だった。

- 白石正明(「シリーズ ケアをひらく」編集者)


 音を楽しむ前に音を遊ぶ。そこからやがて音楽という奇跡が立ち上がる。二度と同じものはなく、いつ始まりいつ終わるのかもわからない。彼らのその「音楽」が生まれる瞬間をじっと待つように、この映画はとても丁寧に編まれている。そして、即興音楽とは何か?コミュニケーションとは何か? この作品を通じて湧き上がるそうしたいくつもの問いを、唯一無二の爆音(あるいは静寂)が吹き飛ばす。

‐ 和久田善彦(編集者)


 スクラップ&ビルドでいえば「スクラップ」なイメージかもしれないけど、じつは「ビルド」がとてつもなくでかい。そして、音遊びの会ってつくづく音楽の約束事から自由だと感じつつ、もっと根本的な約束のことを思い出す。すべての人生においていちばん大事なあの約束、「また遊ぼうね」を。

- 松永良平(リズム&ペンシル)


 音にまつわる出来事を描くこの映画が掘り起こすのは、人が何かを行うときの「意志」にまつわるバリエーション。明らかに気になるのに、気配にとどまれるということ。突飛な気もするけど、確かに日常に転がっていそうなこと。強くもなく弱くもない、明確でないけど曖昧でもない。それってなんだかすごい、とてもとてもかっこいいことに思えるのだ。

-アサダワタル(文化活動家)


 この世界には、内的規範を基に生きる人と外的規範を基に生きる人がいる。多くの人は時と場合によってその配分を変化させながら、硬い社会に適応する。純粋に内的規範に従って生きている人たちは、社会への適応は難しいが、柔らかくしなやかな自由の世界を生きている。内的規範を生きる人たちだけで集うと場はカオスになるが、それぞれが音楽(音を楽しむ)を介して井戸を掘ることで、地下水により「いのち」がつながる。なぜなら、内的規範とは「いのち」の法則そのものだからだ。「音遊びの会」が示す世界は、そうした新しい場の可能性に違いない。そこは「いのち」が純粋に響きあう未来の空間だ。

- 稲葉俊郎(医師・軽井沢病院長)


 エンドロール以外、本編には名前のクレジットは一切出てこない。健常者であろうと障害者であろうと、有名であろうと無名であろうと、その区別はない。劇中『見上げてごらん夜の星を』が歌われる。「僕らのように名もない星がささやかな幸せを祈っている」どんな星であろうと光を放つという事実は変わりがないように、人間ひとりひとりその在り方には何の差異はない。地球から見える星々は現在存在していなくとも、その輝きを結んで星座を描き、具象の神話が動き出す。同様に身体の動作によって生まれた音々は、さまざまな関係性が生まれ、そこには地上の抽象の物語が立ち上がり、我々鑑賞者の心の音に共鳴する。

- ヴィヴィアン佐藤(映画評論家)


 映画、物凄く良かった!いろんな映画を見てって言われるし、どれもいいなと頭で思うことは多いんだけれど、これはちゃんと心が動きました。それで、感動した、ってことどう言えば伝わるんだろうと思ったんだけど、いい言葉が思い浮かばない。「今が楽しい」っていう神状態を、最近ますます大事にしたいと思っている。彼らは映画の中でその追求をしているように見えました。しかも、「いま楽しみたい」っていう欲望に素直になっている人たちってやっぱり、はたで眺めていても楽しいものだと思いました。バンドに参加しなくても楽しいし、もしいつかわたしも参加できるんだったらきっともっと楽しいだろうなぁって、想像して楽しくなれました。

- 長島有里枝(写真家)

Event

カナザワナイトミュージアム2022[石川]

guest : なかむらくるみ

※終了しました

SHIBAURA HOUSE[東京]

guest : いとうせいこう / 細馬宏通

※終了しました

神戸映画資料館[兵庫]

guest : 大谷燠 他

※終了しました

三田市総合文化センター 郷の音ホール[兵庫]

guest : 大友良英 他

※終了しました

シアターセブン[大阪]10/28(金)まで上映

アンコール上映決定!11月12日(土)〜18日(金)

guest : 大友良英 他 ※トークは終了しました

出町座[京都]10/28(金)-11/10(木)まで上映予定!

2022.10.28(金)and10.30(日) /// 上映&トーク

guest : やなぎみわ・小田晶房※トークは終了しました

第14回 座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル 2023.2.12(日)12:30- /// 上映&トーク

guest : 野田亮・大友良・三好佑佳(音遊びの会)

ゴトゴトシネマ上映

2023年3月4日(土)~5日(日)

guest : 野田亮

音遊びの会ドキュメンタリー映画『音の行方』伸びやかに音楽を続け、その音楽性は驚きと感嘆、時には笑いをもって迎えられる音遊びの会。見るものの目を釘付けにする彼らの豊かな表現は即興音楽の概念を塗り替える。音楽の歴史に残るドキュメンタリー。[プロデューサー]京田光広[音楽]音遊びの会[助成]文化庁 ARTS for the future![映画『OTOASOBI』製作委員会]野田亮 / 森本アリ /  飯山ゆい / 大友良英 / 大谷燠 / やなぎみわ / 京田光広[監督・撮影・編集]野田亮[音遊びの

Schedule

2022/9/3 金沢21世紀美術館シアター21[石川]
2022/10/2 SHIBAURA HOUSE[東京]
2022/10/7-10/11神戸映画資料館[兵庫]
2022/10/16 三田市総合文化センター 郷の音ホール[兵庫]
2022/10/22-10/28・11/12-18 シアターセブン[大阪]
2022/10/28-11/10 出町座[京都]
and more...